水風呂が、
評判通りだった。ホテル ビラックス高薗/浜松市浜名区高薗
モヤモヤした一週間の終わりに。
癒しを求めて、初めての施設へ。

今週は、仕事でモヤモヤすることが続いた。
こういう週の終わりには、行くべき場所がある。
ホームのあらたまの湯は、いま改修で休業中。それならばと思い出したのが、同じ会社が運営しているというこの施設だった。
浜松市浜名区高薗、ホテル ビラックス高薗。
ここは水風呂がいいと、評判である。
南アルプスの天然地下水の掛け流しらしい。その一行だけで、車を出す理由になる。

受付で、もう救われている
ホテルの入口を抜けて、フロントへ。
受付の女性が、とても素敵な方だった。
丁寧でありながら硬くない。明るくて、話しやすい。
この時点で、もう少し救われている。
癒しを求めて来たのに、まだ服も脱いでいない。
ロッカーに100円を入れる。鍵を開けるときに戻ってくるタイプだ。この100円を入れる所作が、なぜか好きである。日常を預ける手続きのような気がする。

味見を、してしまった
浴室に入ると、右手に洗い場。まずはいつも通り、しっかりと身体を清める。
お風呂は内湯にジェットバスが二つ、水風呂。露天にも水風呂が一つある。
本来ならここでゆっくり温まりたいところだが、今日はそうもいかない。
水風呂が、気になって仕方がない。
お風呂は五分で切り上げた。そしてサウナに向かう前に、こっそり水風呂に手を入れる。
いわゆる味見である。
ひやり、と手首から先が引き締まる。これは、期待してもいいやつだ。
書いてある数と、実際の数
サ室の扉には、最大10人利用と書いてある。
入ってみると、1段目は広い。だが2段目が狭い。
正直なところ、6、7人が限界だろうと思う。こういうとき、書いてある数字と実際の数字は別物なのだと知る。
1セット目は9分。身体が驚かないように、控えめに。
そして、待っていた水風呂へ。
評判通り、めちゃくちゃ気持ちがいい。
手で確かめたときの予感を、はるかに超えていた。冷たさが痛くない。刺さるのではなく、包んでくる。地下水というのは、こういう手触りなのか。
椅子に座って目を閉じる。仕事の面倒ごとが、ゆっくりと遠ざかっていく。
2セット目からは12分に伸ばした。水風呂も内湯と露天を行き来しながら、少し長めに。
気づけば、5セット。時計を見ていたのはサウナ時計のほうで、私はほとんど何も考えていなかった。
他所の非常識が、ここの常識
ここは常連さんがとても多い施設だった。
一人でいると、向こうから話しかけてくれる。嫌な感じはしない。
その常連さんが、教えてくれた。
この施設は、他の施設での非常識が常識なのだという。
言われてみれば、たしかにそうだった。サウナの中で会話が続いている。水風呂に普通に潜っている人がいる。
遊び場のような自由さで、皆が楽しそうにしている。
混んできたときには「どうぞ」と席を譲ってくれる。ルールの代わりに、気配りがある。
こういう雰囲気が苦手な人もいるだろう。私自身、どちらかといえば静かにのんびり入れるサウナが好きだ。
それでも、この施設はこれでいいのだと思った。
ここには、ここの正しさがある。
そしてなにより、あの水風呂がある。
モヤモヤは、どこかに置いてきた。また入りに来ようと思う。
いい休日を、すこしずつ。
VISIT NOTE
訪問メモ
- 訪問日
- 2026年9月12日(初訪問)
- 場所
- ホテル ビラックス高薗(浜松市浜名区高薗)
- 運営
- あらたまの湯と同じ会社
- きっかけ
- 仕事でモヤモヤした一週間。水風呂の評判
- 受付
- 丁寧で明るく、話しやすい対応
- ロッカー
- 100円投入式。鍵を開けるときに返却
- お風呂
- 内湯にジェットバス2つと水風呂、露天に水風呂1つ
- サウナ
- 最大10人と表示。1段目は広め、2段目は狭く実質6〜7人(訪問時)
- 水風呂
- 南アルプスの天然地下水の掛け流し。想像以上の気持ちよさ(訪問時)
- 休憩
- 浴場内の椅子と露天の椅子
- セット数
- サウナ9分×1・12分×4/水風呂1分×2・1分半×3/休憩10分×5 計5セット
- 時間管理
- サウナ時計 SHOWDOWN 1
- 雰囲気
- 常連さんが多く、会話も潜りも日常。譲り合いはある。静かに入りたい人には向かないかも
- 次にやること
- また水風呂に入りに来る
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